ウェアラブルカメラ取付位置の考察

遠隔作業支援用ウェアラブルカメラの選定は悩ましいです … どこで何を撮るのか、撮った動画をどうするのか、必要な解像度・フレームレート・レンズは、等々。ここでは、上図のような作業者と指令所の遠隔コミュニケーション環境において、作業者の体のどこにカメラを付けるべきなのかを考察してみます。

作業内容を2つに分けます。

  • 集中型:作業対象の装置等に集中する
  • 分散型:警備員のように注意力を多点に分散させる

作業対象までの距離を2つに分けます。

  • 近:手が届く範囲
  • 遠:1メートル以上先

以下表のように、各作業内容・対象から付けるべき部位を分類します。

集中型 分散型
① 眉間
② 頭部 ③ 胴

ウェアラブルカメラ取付位置の考察

『集中型:近』では、作業者が「このレバー」と言ったときに、指令所に「どのレバー」か伝わらなくてはなりません。①眉間近傍にカメラが無いと正確に伝わりません。取付位置の都合、カメラは小型で軽量な必要があります。

『集中型:遠』ではカメラ位置に対する厳しい要件は無く、頭部の付けやすい場所で良いです。②頭部側面であれば、防水性等を考慮したカメラを作りやすいです。

『分散型:遠』では、頭部にカメラがあると画像が動き過ぎて見辛いです。③胴体にカメラを付けることで動きをかなり抑えられます。

当社では遠隔作業支援向けシステムを開発していて、このような課題の解決を日々模索しています。関連ページ:小型高感度カメラ

…なお、『分散型:近』は実用性が低いので考慮から外しました。

低温度の疑似黒体

サーマルカメラの実験のために0~100℃程度の疑似黒体が必要なので、ペルチェ素子を使っています。
しかしペルチェ素子を室温より低い温度にしようとすると、排熱が間に合わずに数度程度低くなるだけでした。
目標は室温が40℃以上の中で、ペルチェ素子を10分間0~10℃の間の任意の温度にすることです。
そこで、写真のようにプラスチック容器の中に氷と水を入れてヒートシンクを冷やしてみました。
電流・電圧の調整が難しかったのですが、目的は達成できました。

ふたの裏はこうなっています。

使用後、氷にヒートシンクの跡が。