USBとは

USB(Universal Serial Bus)は、パソコンや組込み機器間を接続するためのシリアルバス規格です。USB3.0は、2008年11月に発表された最も新しいUSB規格です。USB規格間の通信速度とその名称は以下の通りです。

方式名 USB1.0 USB1.1 USB2.0 USB3.0
発表時期 1996/1 1998/9 2000/4 2008/11
速度 1.5Mbps (LowSpeed)
12Mbps (FullSpeed)
480Mbps
(HighSpeed)
5Gbps
(SuperSpeed)

USBは現在最も普及しているインターフェースであり、全世界での市場搭載機器は40億ユニットとも言われています(2009/5 “SuperSpeed USB Developers Conference”での発表)。またUSBはその汎用性から、パソコンとその周辺機器は勿論、家電や工業用機器、モバイル端末等、様々な分野で使用されています。 USB1.0/1.1は、主にマウスやキーボードといったヒューマンインターフェースで使われてきました。USB2.0の登場でハードディスクやUSBメモリといったストレージ分野で飛躍的に市場を拡大しました。近年動画コンテンツ等、大容量のデータ交換のニーズの高まりと共に、USB3.0でもまずはストレージ分野での応用が期待されています。例えば地デジ番組1時間(約7GB)をUSB2.0で転送するには約4分、USB3.0だと約20秒で済む計算です。

USB3.0高速転送以外の特徴

USB3.0は、その高速転送が注目されていますが、高速転送以外にも新たな機能が定義されています。なお、2010/5時点では、以下のような高速転送以外の特徴を生かしたUSB3.0製品は市場投入されていないようです。

例えばUSB2.0までのマウスは、速い周期でポーリング(Interrupt転送)しています。USB3.0ではこのポーリングを止めることができるため、消費電力を下げることができ、ノートPCのバッテリーをより長く持たせることができるはずです。

USB2.0までのOUT転送(下り:ホスト → デバイス)は、全てのデバイスにブロードキャストしています。以下のように、接続されるほとんどのデバイスでデータが破棄されるため、無駄が多いです。

USB2.0の転送方法

USB3.0では上記無駄への改善や、新たな工夫が入っています。
USB3.0の転送方法

USB規格書

USB規格書は、USB規格団体であるUSB-IF(USB Implementers Forum, Inc.)より、誰でも無償で入手可能です(USB規格書)。USB機器を市場投入するためにはUSBベンダIDが必要で、ベンダIDはUSB-IFから有償で取得する必要があります。