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温度センサ評価モジュールの加工

サーマルカメラを用いた実験で、熱電対とデータロガーの代わりに温度センサの評価モジュールを使用することにしました。
温度センサはLMT70という小型・高精度のもので、このセンサの評価モジュールがLMT70EVMです。
LMT70EVMは出力の分解能が0.01℃、PCにリアルタイムで温度を取り込めるものとしてはかなり安価で、評価モジュールとは言え実用に耐えうるものと考えています。

実験においては評価モジュールの先端にある温度センサをなるべく基板の端に位置させたかったので、写真のように基板を少し削りました。

ペルチェ素子による疑似黒体

サーマルカメラの温度出力を補正するための実験器具を製作しています。
黒体炉を用いたいのですが、黒体炉ほどの機能を必要としていないので代替品を考えていました。

そこでペルチェ素子、黒体テープ、ヒートシンク、直流安定化電源で簡易的な熱源を作成しました。

OWLIFTで撮影した画像です。

OWLIFTCapの放射率と温度の関係

OWLIFTCap上の温度は[温度マーカの設定]における放射率により補正された値が表示されています。放射率で補正すると温度が高くなります。
OWLIFT SDKのツールやサンプル(OWLIFTDumpやOWLIFTView)では黒体を仮定した補正していない温度(放射率=1の温度)が得られますが、実用においては放射率を適用することが必要です。

OWLIFTCapでは以下の式で計算しています。

t = k / (e ^ 0.25) – 273.15

t : 画面上の値(摂氏)
e : 放射率, 0<e<=1
k : 補正前の値(ケルビン)
^ : 累乗を表す